愛について

ロマンティック症候群

出生図における金星の配置やアスペクトといったものは、大人になってからの恋愛にも大きな影響を与えます。金星にマレフィック(火星・土星・天王星・海王星・冥王星)が絡んでいると金星の大らかさや愛を享受できる力が損なわれ、自分は愛されるべき人間ではないと感じたり、無意識に危険な人物とつき合い、自らが幸福になれない理由付けをしたりします。

なかでも、金星×海王星のアスペクトは厄介だと感じます。一見海王星は人々をロマンティックに誘い、ひと時の情事や実際に恋愛関係に陥ることの出来ない相手(アイドルやアニメのキャラクターなど)へ誘いますが、90度だと騙されやすく、120度だと人に対して高い理想を抱きます。

金星の豊かさや愛するが故の苦しみ・楽しみを自己完結で自分のために使ってしまうため、人を愛するという行為=傷ついてなお相手や自分自身を信じて多くを与えるという信頼関係を築く行為が他人に活かされないのです。

年頃の年齢なのに異性と一度も交際したことがないという人は金星がベネフィック(月・太陽・金星・木星)とソフトアスペクトしか形成していない、またはノーアスペクトの人が多いでしょう。要するに高い理想を抱き、現実の異性では満足しないということです。

また、金星が12ハウス(集合意識)に位置している人はバーチャルな世界や多くの人が集まるような場所で自分の金星(愛や魅力)を発揮します。アイドルのように実際の恋愛は出来ないけれども、皆の理想的な存在でいることにより金星の愛が満たされるのです。

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