葛藤のアスペクト

グランドクロスの威力

占星術のアスペクト(天体と天体が作り出す角度。感受点とも言う)においてハードな影響のあるアスペクトの一つにグランドクロスがあります。グランドクロスは、90度が4つ、180度が2つ形成される、文字通り十字架が出来るアスペクトです。

もしみなさんの出生図において、Tスクエア(2つの天体の180度に対して1つの天体が90度を形成する)があるなら、90度を形成する天体の180度に外の天体が巡ってきた際にグランドクロスを形成することになります。

私自身は双子―射手の180度に魚の90度を持っているので、乙女に何かしらの天体が巡ってきた時にグランドクロスになります。

グランドクロス形成時には相当キツイ運気が巡ってくるけれども、乗り越えられたなら爆発的な威力を発揮するとも言われています。つまり、困難がきっかけとなって大きなことが成し遂げられるということですね。

いま乙女を火星が2年ぶりに通過中なので、私はグランドクロス真っただ中です。そういう運気だとはわかっていても、諍いが避けられず、なんでこんなことになるの?というトラブルに見舞われています。よく占星術において、ハードな運気がわかっているなら避けられないのか?という質問を受けるのですが、私の体験上避けられないようです。(この世の理を人間がそこまで操作出来ない)が、被害を最小限に食い止め、そこから学びを得て自分を成長させることは出来るのかなと思います。

先ず火星がグランドクロスを作っている時点で、自分自身がカッカします。よく言えばエネルギッシュ、悪く言えば好戦的です。先日火星に月が重なった時は最悪でした。いろんな人とやりあってしまったのだけど、結果、雨降って地固まるになりました。

私は普段我慢して自分を強く主張しないほうなのですが、珍しく反論しました。自分の信念において、流石にここを譲ったらおかしくなるなと思ったからです。

結果、相手が理解を示してくれました。

こういう運気とわかっていても、避けられないことってあると思います。そんな時に、少し自分を俯瞰してみて、「今の私ってどんな風に映っているだろう?」と鏡に映った自分を見てみるとよいと思います。グランドクロスの時は出来るだけ平常心(あるがままの自分を受け入れる)を保ち、そこから何を学び、どう這い上がるかが大切です。