愛について

結婚に向かない人っている?_その4

内なる男性心理と女性心理

前回恋愛と結婚のギャップについてお話しましたが、結婚して家庭を持つと太陽と月の役割にシフトして行きます。男性は自分の太陽が夫になった時の姿、そして女性の太陽は未来の夫像です。女性の月は自分が妻となった時の姿で、男性の月は未来の妻像です。それぞれの太陽と月が夫婦像を映し出しているのですが、例えば女性の出生図で蠍座の太陽と水瓶座の月で90度のスクエアがあったとしましょう。この人は社会的に人との深い繋がりを大切にし、慎重で思慮深い一面を持っていますが、プライベートでは自立心が強くベタベタした関係性を嫌い、公平で風通しのよい人間関係を好むでしょう。

内なる男性心理・女性心理といったものに葛藤を抱えていることになり、表向きは組織に忠実で影響力のある人になることを願っていますが、内面は自由でどこにも属さないでいたいのです。そしてそれがそのまま夫婦像として投影されることになります。

この人はタフで情に厚く、いざという時に頼りになるけれども粘着質で嫉妬深い男性を結婚相手に選ぶでしょう。そして自分自身は、自由で一般的なルールに縛られない、新しいスタイルの妻になろうとします。当然、二人の夫婦生活は波乱に満ちたものになるでしょう。

出生図の太陽と月は両親の姿でもあるのですが、例えば両親が常に喧嘩が絶えず家庭が落ち着ける居場所でなかったとしましょう。両親が自分たちの問題を解決できなかった時、子供は戸惑い混乱してしまいます。そして無意識に影響を受け理想的な両親像を思い描くでしょう。

しかし私たちは理想的な両親像は自分の思い込みであり、空想であることに気がつかなくてはなりません。そのような両親はどこにもおらず、自分が作り上げた両親の原型を引っ張りこんでいるだけなのです。

では内なる男性心理・女性心理に葛藤がある場合はどうしたらよいのでしょう?それについては次回お話したいと思います。

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