冥王星の影響
先日、私は表立った仕事において重要な決断を下しました。元々出生図で柔軟宮のTスクエアを持っているのですが、双子座・射手座・魚座の7度位に天体があるので毎年太陽が乙女座を通過する8月末前後はグランドクロス(スクエアが4つにオポジションが2つ)を形成し非常に困難な時期を迎えます。
グランドクロスはにっちもさっちも行かない状況を生むと言われていますが、柔軟宮なのでなかなか決めるに至らなかった件に半ば押し出される形で決断が下されました。
しかも、MC(表看板・仕事の到達点)には冥王星もバッチリ乗っていたのでそれは突然にやってきました。
よく占いで困難を未然に防ぎ、よりよい方向に行くよう有効活用しましょうという文言を耳にしますが、土星以降の天王星・海王星・冥王星の影響は人間の想像以外のところから振ってきます。これらトランスサタニアンの影響を読まない占星術というのもありますが、私は個人的にやはり大きな影響を受けていると思っています。
全てが人間の思惑や意識の中で起こったら成長や新たな道筋は見つけられない可能性が高いでしょう。
冥王星は特に限界を突破し、破壊と再生をもたらします。全てを奪うかも知れないけれど、その後必ず再生の道筋を残してくれるのです。
冥王星はいま山羊座を運行しているのですが、公転周期が248年と長いので長い時間をかけてそのテーマに変容をもたらします。山羊座を通過中の現在は山羊座が司るような物事、古い法権社会や終身雇用を終わらせ、働き方の変化や個人での資産形成をもたらしました。
その冥王星が2023年3月24日から水瓶座に入ります。水瓶座は独立・自立・革命のサインです。これまでの常識が通用しなくなり、新たに普遍的なルールが敷かれるようになるでしょう。特に不動宮の星座(牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座)にとっては、生き方が根本的に変わる時間が始まります。
2008年当時と比較して、だいぶ変わったということがあればその総仕上げの時であり、物事が終わり次の創造的な世界を作り出すのが来年の春頃になるでしょう。