愛について

思春期の恋

年頃の年齢になったらあの人が誰かを好きらしい、あの人とあの子がつき合っているなど人生が色めき立ちます。

例えば金星に土星が90度でアスペクトを取っていると恋愛にどこか臆病で、しかも付き合う前から上手く行かない想像ばかりしてしまい、恋愛にコンプレックスを抱きがちになります。

どうしても土星(試練や重圧)が金星(幸福や高揚感)をそぎ落としにかかるので、浮かれていてはいけないとか学業や仕事優先だとか現実モードに引き戻してしまうのです。

この人にとっては若いころの恋というのが苦いものになるでしょう。ほろ苦い恋の記憶としてその人のパターンになるのです。

しかし人は日々成長し、年を取って行きます。

金星×土星のアスペクトを持っている人は晩年になって色恋が豊富な人生を送ります。

落ち着いた年齢期に入って、昔の記憶(金星時代)が呼び覚まされるのですね。これは恋に限ったことではなく、例えば思春期に追いかけていたアイドルや熱中した趣味なども当てはまります。

金星の魅力や外部に対するアピールをどう使っていくかというのが恋に影響するのですが、恋愛が比較的うまく行く人というのはやはり金星のアスペクトが有意で対外的アピールに優れています。

これは自分の魅力を肯定し、天真爛漫に振舞えるから相手もその魅力に吸い寄せられてしまうからです。

金星のアピールというのは恋だけでなく、仕事や人間関係の構築において大きな影響を与えます。若い頃からモテモテだった人というのはその経験やスキルを使って社会に出てからも金星を活かしていくことでしょう。