土星の影響
‐一家に一人ガンダルフ‐
先日久しぶりにロードオブザリングを見ました。
最後に見たのは8年前なのですが、当時愛猫が老衰で寝込み自宅で看病していた時に繰り返しずっと見ていたのがこの映画です。いま思うと、愛猫がこの世からいなくなってしまうという現実に耐えられずに何か現実逃避出来るものに没頭したかったのだと思います。(しかも1回3時間と長いし)
登場するキャラクターの中で一番好きなのがイアン・マッケラン演じるガンダルフです。灰色の魔法使いとして登場するガンダルフは皆の道しるべのような存在でどんな困難な時もその豊富な経験や叡智で人々を正しい方向に導こうとします。
旅の勇者達を優しく見守り、時に鼓舞し、間違っていたら容赦なく魔法の杖でしばき、年寄にも関わらず敵をボコボコにします。
こうしていま見てみると、ガンダルフは土星そのものだなと感じました。当時の私は土星が真上に乗っかっていたので離れ行くもの、去り行くものが多く愛猫との別れはその極みでした。コンジャンクション(0度)やスクエア(90度)だと辛い出来事が多くなりますが、どのような成長かは土星が滞在するハウス(人生のテーマ)が示しています。
敵との闘いで死を予感したホビットにガンダルフがこんな風なことを言います。「死は誰にでも平等に訪れる。でも今日ではない。いまは闘う時だ。」
いつ訪れるかわからないことにびくびくするのではなく、いますべきことをする。そう言われたような気がしました。
病と闘うという表現が適切かわかりませんが、愛猫の生きようとする力は最後まで凄まじかったですし、その姿にたくさんの勇気をもらいこの子ががんばっているのだから私もがんばろうと思えました。
一家に一人ガンダルフ。いてくれたらいいなと思う今日この頃。
One Comment
Emmaline Liang
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